試験とモデルの相関解析

形状に紐づくUFFデータで機械モデルを検証

XYZ形状、三軸速度の時系列波形、周波数応答関数(FRF)を一つのUFFファイルで出力。試験モデルをモード解析へ直接読み込み、実測応答と予測応答を比較できます。
各波形とFRFには測定点と方向が紐づき、モード形状のアニメーション、FRFの重ね合わせ、MAC、COMAC、モデル更新にそのまま使えます。

一つのUFFでデータを受け渡し

試験形状、応答方向、動的データを一つのファイルにまとめます。

形状・波形・FRF

XYZ座標、三軸速度波形、FRFを各測定記録に紐づけて保持します。

実験モード解析

試験から有限要素モデルとの相関解析へ

実験モード解析では、形状を持つ試験モデル上で固有振動数、モード形状、減衰、FRFの振幅と位相を比較します。UFF出力により、計測後のモデル再構築を省いて相関解析へ進めます。

1. 定義

形状、試験点、応答方向、加振基準を定義します。

2. 計測

高密度な非接触速度データを取得し、力・加速度・変位・ひずみの基準データと組み合わせます。

3. 比較

モード、振動数・減衰の推定値、FRFの重ね合わせ、MAC、COMACなどを確認します。

4. 更新

差を生む接合部、境界条件、材料特性、局所剛性に着目してモデルを更新します。

形状に紐づくデータ

応答位置と方向を保持

一貫したUFFデータに形状、チャンネル、方向をまとめ、相関解析前の試験モデル再構築を省きます。
Ommatidiaは、同じ測定点に紐づくXYZ形状座標、三軸速度波形、FRFを出力します。

測定点と応答を結び付ける

形状と応答を一緒に受け渡し、各チャンネルを座標に対応させます。

方向を保持

XYZ出力が、測定した各自由度の応答方向を示します。

解析を早く始める

試験モデルを読み込み、可視化、パラメータ推定、相関解析へ進めます。

高密度な測定範囲

差を生む領域を捉える

モデルとの差は、接合部、リブ、接着界面、取付部、開口部、境界に集中することがあります。高密度測定点で、センサー質量や配線を追加せずに複雑構造や小型部品の局所応答を捉えます。

複雑な構造

パネル、組立品、フレーム、大型構造を、応答の解釈に必要な空間分解能で計測します。

小型部品

センサー設置の影響や手間が大きい領域でも、局所モード形状を密に計測できます。

局所応答

密なセンサー網を使わずに小さな形状を計測

コイル、パワーエレクトロニクス、締結部、接着領域、小型部分構造の局所応答を捉えます。形状に紐づく三軸速度データにより、試験体にセンサー質量を加えずに応答を確認できます。
複合試験に対応

Laser RADARで測定範囲を広げ、試験モデル全体を保持

Laser RADARは高密度な非接触応答測定を提供します。ハンマーや加振器の力、加速度計、変位プローブ、ひずみセンサー、運転基準と組み合わせ、測定した振動場を試験モデル全体に統合します。

UFF出力

試験形状と構造動力学データを、チームのモード解析・相関解析環境へ渡します。

形状を踏まえたデータ確認

点、方向、波形、FRFが紐づく試験モデルを開き、アニメーションや相関解析を開始できます。

既存の解析フローを活用

お使いの解析ソフト、命名規則、検証基準をそのまま活用します。

次の工程へ

次のモデル検証に役立つ資料

試験計画から、実績のある工程、比較できる用途、構造に適した計測プラットフォームへ進めます。

全場モード解析ワークフローガイド

加振、FRF取得、カーブフィット、MAC確認、UFF出力までの工程を紹介します。

インパクト試験のアプリケーションノート

コンクリートスラブで65点の応答を同時取得し、形状情報と組み合わせたハンマー試験をご覧ください。

PCB振動のアプリケーションノート

実装済み電子基板の高密度応答を計測し、部品の局所挙動を評価に活かします。

計測システムを選ぶ

製品と用途

Q2 Laser RADAR

複雑な部品の高密度動的応答と3D形状を、一つの計測フローで取得します。

Q1 Laser RADAR

大型構造や近づきにくい領域で、形状と振動を離れた位置から計測します。

音響・騒音・振動の用途

技術課題、構造、計測目的に応じた振動・モード試験・NVH用途をご紹介します。

モデル検証チームからの質問

試験計画に役立つ具体的な回答

UFF出力は、形状、座標、Q-Seriesの振動データを対応する解析ツールへ渡します。ハンマーや加振器を使う試験では、実測加振基準と応答から、形状に紐づくFRFを作成します。

FRFは、実測構造応答と実測加振入力の関係を周波数ごとに表します。共振の特定、モードパラメータの推定、有限要素モデルとの比較に使えます。

はい。ハンマーの力を同期した加振基準として取得し、Laser RADARで選択した形状上の振動応答を記録します。力、応答、測定方向を結び付け、FRFを計算・出力します。

座標、測定点、方向、単位、境界条件・運転条件、周波数範囲を揃えます。対応が明確になることで、固有振動数、減衰、モード形状、FRFを直接比較できます。

実測FRFとモードパラメータを予測値と比較し、差を確認します。明確な判定基準に沿って接合部、境界、材料、局所剛性を更新できます。

UFFは形状と関連する計測データをチームのモード解析ツールへ渡します。測定点と方向を保ち、モード同定、相関解析、モデル更新、報告を効率化します。

相関試験を計画する

モデルの判断に合わせて測定を設計

構造、想定モード、試験環境、解析フローをお知らせください。相関解析に必要な測定範囲とデータの受け渡しを一緒に定義します。